Everyday Birthday: 青菜

2016年9月12日月曜日

青菜

春風亭一ノ輔師匠が落語の独演会で、『青菜』を演られた。

植木屋が家主に酒や肴をごちそうになり、
家主と奥方が言葉遊びをしてみせる。

うちへ帰ってかみさんと、
友だち相手にそのくだりを真似しようとするが、
しっちゃかめっちゃかになるという笑い話。

じつはこの演目、一ヶ月前に別の寄席で見ていた。

その時は笑福亭たまさんがコテコテの関西ノリで演じ、
古典をそんなにめちゃくちゃにするかってくらいで
大爆笑をさらった。

それがまた、トリの一ノ輔師匠の前席で、
その日の寄席は一ノ輔人気もあって大入りだった。

だからなのか、たまさんはマクラで
「自分が得意な新作演った後に古典聞いて、
やっぱり古典はいいなと思われるとシャクなんで」と、
始めたのだ。

それがあっての今回の一ノ輔師匠の『青菜』。

模範のような一ノ輔師匠と、笑いにどん欲なたまさん。
記憶が鮮明な中の対照だけに、
ひと味もふた味も違う『青菜』を堪能できた。

私的には、クセになりそうなたまさんの『青菜』を、
もう一度味わってみたい。

いやあ、落語って面白いです。

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