Everyday Birthday: 3月 2012

2012年3月26日月曜日

戦火の馬

『戦火の馬』という映画を観てきました。
原作はマイケルモーバーゴ。
監督はスティーブンスピルバーグ。

ストーリーは一見シンプルです。

農家の少年にかわいがられていたジョーイという馬が、
不幸にも戦争の道具としてかり出される。

そしていろいろな人の運命に引きずられながらも、
戦火の中をたくましく駆け抜けていく。
生きて少年の元へと帰るために。

戦争を扱ってはいますが、実際は群像劇になっていて、
それがジョーイによって
巧みにひとつの物語へとつなげられています。

見終わってすぐは、
なんとなく良い映画だなという感じでした。

けれど自分がどんな所に感動したのか考えるうちに、
なにかひとつの真理を得たような気持ちになりました。

なぜジョーイは厳しい戦場を生き残ったか。

そこにはジョーイの希望を失わない強い心と、
関わりあった人々の無償の愛があったからです。

自分の大切なモノを守るように、
目の前の傷ついた馬を救いたいという想い。

戦争に翻弄され、哀しくも亡くなっていく人が
たくさんいました。
時には欲に囚われてしまう者もいます。

けれど愛は決して死にません。
なぜなら、それは受け継がれてゆくものだから

ジョーイ自身が愛なんです。

互いの関わりの中で、人と人、敵と味方、
動物と人の心が通いあう瞬間が生まれる。

そんな物語がぼくは一番好きです。

『戦火の馬』、改めていい映画です。

映画『戦火の馬』公式サイト
http://disney-studio.jp/movies/warhorse/

原作本
マイケルモーバーゴ・著
戦火の馬 』

2012年3月23日金曜日

奇跡をおこそう

NHKの朝の連続ドラマ「カーネーション」。
毎回録画して、観るのを楽しみにしています。

今日もすごく胸に響くセリフがありました。

まずはあらすじです。
88歳になったファッションデザイナーが、
病院でファッションショーをやる事になりました。
そこで、末期がん患者をモデルにしようと、
話をした時のセリフです。

「年取るちゅうことは奇跡を見せる資格がつくっちゅうことや。
若い子が元気に走り回ってもびっくりする事ないけど、
100歳が走り回っとったら、こんだけで奇跡やろ?

ほんでな、あんたかてそうなんやで。
笑てみ?

末期がん患者が笑ってる。
みんな末期がんなんかになったら、
二度と笑われへん思ってる。
あんたが笑うだけでごっつ奇跡を人に見せられる」

もう年だからとか、病気だからとかいうのを
やめてみよう。

自分も生まれつきの心臓病で、
生後3ヶ月で死ぬと言われたそうです。

それが今では38歳のオッサンです。

友人の子供は、同じ心臓病ですぐに亡くなったと聞きました。
それを聞いた時も、自分が生きてる奇跡と、役割を強く感じました。

あとどんだけ生きれるかわかりません。
でも、それは誰にだって言える事。

いつ逝ってもいいといいながら、
笑って100歳まで生きてやろう。

そんで、100年残る絵本を描いたろ。

そんな奇跡を起こしてやりたいです。

2012年3月14日水曜日

ありがとうのしるし

東日本大震災から1年が経ちました。

みんなが追悼をしていたその日、
自ら命を絶った人がいました。

死にたいくらいの苦しみがあったんだろう。

でも、自分の苦しみばかりに目を向けてはいけないよ
あなたにできることが、きっとあるんだから。
まわりの人も、止められなかった哀しみでいっぱいだろう。
胸が痛みます。

被災者のために募金をしたり、悼む人もたくさんいたでしょう。

その優しい気持ちがあるのなら、目の前で苦しんでいる人や、
困っている人にも向けてあげてほしい。

現地にいくなら、その目の前の人。
いけないなら、今居る場所の目の前の人。

家族、おとなりさん、見ず知らずの人。

ひとりひとりが、目の前のひとりを救えたら、
どれほど素晴らしい、よのなかになるだろうか。

どうせ死ぬのなら、ありがとうと言われて逝きたい。

ぼくらが手を合わせるのは、
ありがとうのしるしなのだから。

合掌

2012年3月12日月曜日

みんなかぞく

情けない話ですが、また飼い犬同士がケンカをしてしまい、
仲裁に入って噛まれてしまいました。

今回は里子のジョイエは軽傷でしたが、
ぼくは爪がはがれて、手も縫うほど噛まれてしまいました。

それでもぼくは、噛んだエミリオを嫌いになれません。

普段は、とってもききわけの良い子なんです。
ハウスと言えば一番に入るし、
おすわり、フセ、マテもちゃんとできます。

ただ、独占欲と縄張り意識が強すぎるんでしょうね。
よくマーキングをするし、他者が近寄ると怒ります。

ぼくらでも、時々ありますよね。
なかよしの友達が、他の友達となかよくしてると、
嫌いになったり。

浮気された腹いせに、
パートナーや浮気相手を傷つけてしまったり。

ジョイエを他の里親に渡すとか、
エミリオをゲージに入れて置くとか、
それが簡単な解決法だと思います。

でも、ジョイエもぼくと居たいとしたら寂しいだろうし、
このままエミリオが他人と触れ合えないのもかなしい。

なにより、一度家族に迎えた以上、
最後まで愛情を注いでやりたい。

できればみんなでなかよく暮らしたい。
それが無理でも、傷つけるのはやめさせたい。

他人を愛するココロを持たせてあげたいんです。

愛とは、赦すことではないだろうか。
赦すとは、互いが相手をおもいやって行動すること。

ぼくは自分を噛んだエミリオを赦します。

エミリオはどうしたら、
ジョイエとなかよくしてくれるんだろう。

ただ、習い始めたばかりのウクレレを
当分弾けないのはイタいです。とほほ。