『戦火の馬』という映画を観てきました。
原作はマイケルモーバーゴ。
監督はスティーブンスピルバーグ。
監督はスティーブンスピルバーグ。
ストーリーは一見シンプルです。
農家の少年にかわいがられていたジョーイという馬が、
不幸にも戦争の道具としてかり出される。
そしていろいろな人の運命に引きずられながらも、
戦火の中をたくましく駆け抜けていく。
生きて少年の元へと帰るために。
戦争を扱ってはいますが、実際は群像劇になっていて、
それがジョーイによって
巧みにひとつの物語へとつなげられています。
見終わってすぐは、
なんとなく良い映画だなという感じでした。
けれど自分がどんな所に感動したのか考えるうちに、
なにかひとつの真理を得たような気持ちになりました。
なぜジョーイは厳しい戦場を生き残ったか。
そこにはジョーイの希望を失わない強い心と、
関わりあった人々の無償の愛があったからです。
関わりあった人々の無償の愛があったからです。
自分の大切なモノを守るように、
目の前の傷ついた馬を救いたいという想い。
戦争に翻弄され、哀しくも亡くなっていく人が
たくさんいました。
時には欲に囚われてしまう者もいます。
けれど愛は決して死にません。
なぜなら、それは受け継がれてゆくものだから。
ジョーイ自身が愛なんです。
互いの関わりの中で、人と人、敵と味方、
動物と人の心が通いあう瞬間が生まれる。
そんな物語がぼくは一番好きです。