Everyday Birthday: 10月 2011

2011年10月20日木曜日

人生を記録する

昨日なに食べたか、思い出せますか?

ボクはほんとに忘れっぽい性格で、いい事も悪い事もあまり思い出しません。
特に、イヤな事はさっさと忘れるクセがついています。

良く言えば、現在(いま)を生きている。

でも、友人などと思い出話をしていても、まったく覚えていない事が多い。
だからそうゆう話には、あまり華が咲きません。

それもちょっと寂しいですよね。

ライフログとは、自分の人生を記録していくというものです。

たとえば、毎日なにげなく食べている物。
出逢った人、いった場所、感じた事、読んだ本など。

ぼくは医者に勧められて、自分の体重を記録しています。
べ、別に太っているという訳ではないんですよ。

それらを記録しても意味がないと思うかもしれません。
でも、振り返った時に、自分だけの価値が生まれてきます。

過去の記録のようですが、現在(いま)を意識するようになります。
イヤな事も、書く事で気持ちの整理がつく場合もよくあります。

末期がんを煩った友人は、訪れた人や自然の移り変わりをブログに綴り、
過ぎ行く時を大切にしています。

その友人はこんな事をいっていました。
「お別れをゆうつもりはないけど、ありがとうは伝えたい」

至極、同感です。

今はツイッターや、ブログなどで自分の気持ちを綴る人も増えました。
これを読み返した時に、きっと新たな発見があるはずです。

デジタルの気軽さを利用して、自分の人生を記録してみませんか。

興味を持った方には、こちらの本もお薦めします。
この本は、evernoteというサービスを使った、ライフログのすすめです。

五藤隆介/著

Evernote

2011年10月17日月曜日

ジャズが好き?

とあるドッグカフェで、ふと「ジャズの森」というフライヤーに目が止まりました。
サブタイトルは「ジブリジャズ」。

ジブリジャズとは「となりのトトロ」などの、
ジブリ映画に使われていた楽曲をジャズにアレンジしたものの事。

公演日がちょうど自分の誕生日とあって、妻と一緒に出かけることにしました。

誕生日当日は、愛犬のジョイエがプレゼントを首にかけてやってくるという
嬉しいサプライズで迎えました。

会場に入ると、なぜか白塗りにした女性が不思議なパフォーマンスをしています。
どことなくアングラ劇団の雰囲気が漂っていました。

ひょっとして、怪しい世界に迷い込んだのか?
登場したヴォーカルは「とまどわないで」と語るが、かなり戸惑いましたよ。

けれども、ひとたび演奏が始まると、そんな思いは吹き飛んびました。

「もののけ姫」「となりのトトロ」「君をのせて」とったお馴染みのナンバーから、
「さんぽ」「ネコバス」など印象的なメロディーが、
見事にジャズのリズムに編曲されていて、とっても楽しかった。
アレンジもオリジナルのようです。

中でも最後に歌たわれた曲が、とても印象的でした。
それは千と千尋の神隠しの主題歌、「いつも何度でも」。

どんな悲しい事があっても、何度でも希望を持って生きてゆこうといった
メッセージが込められているとMCは語ります。
この曲を知ってはいたけれど、そんな風に聴いた事はありませんでした。

ぜひ、今一度この歌を聴いてみてください。
いまのボクらにとって、とても感慨深い歌だと思います。

いい音楽が聴けて良かったなあと帰ろうとすると、
妻がディナーの予約を入れてあると言って驚きました。

そして、ふたりの大好きなイタリアンレストランへ。

おいしい食事の中、妻がプレゼントをくれました。
なんと、妻が撮り貯めていたボクの写真集!
ジョイエからのプレゼントに続き、またまたサプライズです。

中を見ると、なにか食べている写真がやたらと多くて笑った。
オレはいつからグルメリポーターになったんだ?!

そして、お店の方にジョイエの名前は店名から頂きましたと伝えると、
思いのほか歓んでもらえた。

五感をフルに楽しませてもらった、嬉しいバースデーになりました。
妻に感謝!

ホタルギグ

ジャズボーカリスト

2011年10月11日火曜日

覆水盆に返らず

数ヶ月前にカタログギフトで、
佐賀牛の高級スライスロースをいただいた。

おいしいお肉はしゃぶしゃぶが良いけれど、
鍋の季節でもなかったし、
食べるのがもったいなかったので、
そのまま冷凍庫に入れ、ずっとねかせていた。

やがて季節が変わり、ようやく寒くなったし、
いよいよ食べようという事になった。

夕食の5時間前から自然解凍して、
鍋に水と昆布を入れてその時を待つ。

いざ、実食!

鍋も沸き上がり、じゃぶじゃぶとお肉を熱湯にくぐらす。

色がほんのりと赤味を残したところで、
ぱくりと口にほうばる。
すると、とろけるように柔らかなお肉の甘みが…


しない。

しかも、なんか硬い。

「これ、ホントにしゃぶしゃぶ用のお肉?」
と妻が冷ややかな視線を浴びせる。

やばい、このままではせっかくのごちそうが台無しになる。
そこで急所、割り下を作ってすき焼きに変更。

肉と野菜に火が通った所で、再び口に運んでみると、
肉は余計に硬くなっていた。。。

結局、高級肉はただの出汁になり、
残された野菜の山を、もくもくと食べるふたり。

もらった時に、さっさと食べれば良かったものを。

「覆水、盆に返らず」ならぬ、
「牛肉、口に入らず」である。