Everyday Birthday: 1月 2012

2012年1月29日日曜日

イシューからはじめよ

糸井重里さんと安宅和人さんの対談を読んで、
思い出した事があります。

学生時代に、お菓子の箱や包装紙を
デザインする授業がありました。

ぼくは帰宅してからも、夜中までアイデアを考えました。
けれど、何度アイデアスケッチを持っていっても
先生はOKをくれません。

そればかりか、「お前には向いていない
とまで言われました。
この時ばかりは、たまらず先生に怒鳴りました。

こっちだって、がんばってるんだ!

すると、フォローに入った先生がいいました。


がんばっても、ダメなものはダメなの

ちっともフォローになっていません。。。

けれど、今ではその真意がわかります。

努力は必要だが、目的ではない。

デザインの仕事は、
イシュー(問題)を解決することにあります。

そのためには、まず問題の本質はなにか
見極める必要があります。

そうすれば、するべき努力が見えてくる。

これはデザイナーだけの話ではなく、
よのなかのどんな問題に対しても同じようです。

ちなみにぼくは今、あの時向いていないと言われた、
パッケージデザインの仕事をしております。

そろそろ先生にも、OKをもらえるでしょうか。。。

2012年1月27日金曜日

メメント・モリ

子供の頃から、体調を崩し入退院を繰り返すたびに、
自分はあと何年生きられるだろうかと考える。

オペを受けるたびに、死を覚悟させられる。

それを悪いことだとは思わない。

明日死んでしまうかも知れないと思えば、
毎日を大切にしたくなるから。

けれど、そんな思いも、ついつい忘れがちになる。


死を想え。


それより、さらに大事なことがある。


自分がこの先何十年も生きると考え、
100年後の未来を想うこと。


それをスティーブジョブズが教えてくれた。



100年後、自分はどんな暮らしがしたいだろうか。



今日を生きるのではなく、
明日を見つめて生きよう。

2012年1月12日木曜日

蛙のイノベーション

蛙ってすごいんですよ。

蛙は両生類です。虫とも動物ともちょっと違います。

おたまじゃくしの時は、川の中で暮らします。
やがて手足が生えて蛙になり、陸で暮らしはじめます。

夏になり、雨がふれば歌って歓び、
寒い冬は土の中で、じっと春の訪れを待ちます。

蛙は性別までも変えてしまいます。

まわりがメスばかりだと、オスになるものが現れ、
新しい命を生み出してゆきます。

自然は移り変わります。変わるのが自然なんです。

自然の中で生きるには、自分を変えるか、
生きる場所を変えるかです。

蛙はそのすべてをやって生きています。

だからカエルっていうのかも知れませんね。

ぼくらはそこから学べることが、たくさんありそうです。

2012年1月8日日曜日

太ったイヌ

妻の実家にも、6ひきのわんこがいます。

お母さんはとっても愛情の深い人で、
イヌたちにごはんやおやつと、自由をたくさん与えています

そのおかげで、みんな穏やかに育っています。
愛が満たされていれば、イヌは普段ほとんど静かに眠っています。

彼らは優しいお母さんが大好きで、
いつもついて回っています。かわいいでしょ?

でも、彼らにもちょっと困った所があります。
お母さんの姿が見えなくなると、すごく不安になります。

それに運動をあまりさせていないので、丸々としています。

もっと散歩をさせるか、少しおやつを控えた方が良いでしょう。

イヌは、与えれば与えただけ食べます。
食べられる時に食べておくという、イヌの本能です。

食べることは、生きることですから。

でも、そのうちどんだけ食べても満足しなくなり、
太り過ぎると寿命を縮めます。

逆にいつでも食べられると思うと、
気の向いた時にしか食べなくなる子もいます。

だからこそ、オーナーのぼくたちが
コントロールしてあげなくてはいけません。

足るを知るとは、そうゆう事です。

イヌの行動は、人のココロの動きと同じです。

ココロの欲するままに動いていませんか?

ココロのオーナーであるあなたが、
上手にコントロールしてあげてください。

2012年1月6日金曜日

ひなぎくちゃん


「いいお肉を頂いたから、すき焼きにしよう」
と父から電話があったので、実家に帰りました。

それは淡いピンク色で、霜がたくさんはいっていて、
見るからにやわらかく、おいしそうなお肉です。

食品はこの頃、特に安心安全を重視してます。
この食材がなにを使っていて、どこで作られ、
どこを経由してきたかなどが、
きちんとたどれるようになっています。

これをトレーサビリティといいます。

松坂牛ですから、証明書までついていました。

ぼくが感心している間に、
妻がそれをじっくり眺めて、つぶやきました。

「このお肉、ひなぎくちゃんっていう名前だったんだって、、、」

おいおい、なんか一気に親しみを感じちゃうじゃないか。

「おもに国産と米産のわらを食べて育ったんだって」

そうか。もりもり食べて、すくすく育ったんだね。

ご丁寧に、手形ならぬ鼻型まで押してあります。

まさか!
性格はおだやかで明るい子だったとかまで書いてあるのか?!

さすがにそれは無いです。

ひなぎくちゃん、我が家に来てくれてありがとう。
おいしく食べさせていただきました。

合掌。

2012年1月4日水曜日

飼い犬に噛まれる


イヌの行動は、人のココロとよく似ています。

うちには6ひきのわんこがいます。
みんな大切なぼくの家族です。

この中のエミリオとレオンは、
天真爛漫なジョイエがきらいです。
特に理由はありません。ただ、キライなんです。

折り合いが悪いので、普段は別々の場所で暮らしています。
「知らぬが仏」とは良く言ったもので、
気づかなければトラブルになりません。

ところが先日、ぼくの不注意で3ひきが鉢合わせに。

エミリオとレオンがジョイエに吠え、
噛み付いて離そうとしません。
止めに入ったぼくも噛まれて、血だらけになりました。

あなたはエミリオとレオンが悪いと感じますか?

確かに悪い事をしたのは事実です。
でも、仲が悪いのを知っていたのですから、
合わせてしまったぼくが悪いんです。
噛まれて当然です。

エミリオとレオンには、反省させるため無視をします。

けして殴ってはいけません。
そうすれば、ふたりはジョイエをもっときらいになります。
あいつのせいだと感じるからです。

まずはジョイエの手当をして、詫びなければいけません。
ひどい目に遭わせてしまって、ごめんよ。

でももっと大事な事があります。

反省したら彼らを赦し、噛まれたこの手で抱きしめてやる

ぼくから見れば、彼らは愛情が足りていないか、
欲張っているんです。

ぼくがかまってやれる時間は限られています。
でも、ぼくは彼らを等しく愛している。

いつかきっと、その事に気づいてくれると信じています。

なにをしてもしなくても、きみは愛されているんだよ。

イヌを育てるのは、ココロを育てるのと同じ。
さて、あなたのココロはどうですか?

気にいらないものにすぐに吠えたり、
噛み付いたりしていませんか?

ジョイエは包帯ぐるぐる巻きでも、元気に飛びはねていますよ。

2012年1月3日火曜日

ウソを買う

笑う門には福来る。

今年も笑えるような話を書いていきたいと思いますので、
おつきあいのほど、よろしくお願いします。

新年の初詣に、近くの天満宮へでかけました。
すると、おみくじ売り場にこんなものが売っていました。

『うそ 800円』

うそ八百って、、、
おやじギャグでもあるまいし。

気になって巫女さんに訊いてみたんです。

すると、こどもの巫女さんはとまどった様子で、
神主さんをよんできました。

「これは、「うそ」を「ほんとう」に替えてくれるお守りで、
鷽(うそ)替え神事というものです。

鷽というほんとの鳥がいまして、祭神の菅原道真がその鳥を
とてもかわいがっていたそうです。

その鳥の像が入っていて、その鳥が災いを食べてくれるんです。
それを毎年替えにきて頂きますと、幸運に替わります」

つまり災い転じて福となすって事ですね、なるほど。

しっかり解説して頂いたので、買ってきましたよ、「うそ」。

さて、うそかまことか。

いずれにしろ、良い一年でありますように。