『ほぼ日刊イトイ新聞』の、
糸井重里さんと安宅和人さんの対談を読んで、
思い出した事があります。
学生時代に、お菓子の箱や包装紙を
デザインする授業がありました。
ぼくは帰宅してからも、夜中までアイデアを考えました。
けれど、何度アイデアスケッチを持っていっても
先生はOKをくれません。
そればかりか、「お前には向いていない」
とまで言われました。
この時ばかりは、たまらず先生に怒鳴りました。
「こっちだって、がんばってるんだ!」
すると、フォローに入った先生がいいました。
「がんばっても、ダメなものはダメなの」
ちっともフォローになっていません。。。
けれど、今ではその真意がわかります。
努力は必要だが、目的ではない。
デザインの仕事は、
イシュー(問題)を解決することにあります。
そのためには、まず問題の本質はなにか、
見極める必要があります。
そうすれば、するべき努力が見えてくる。
これはデザイナーだけの話ではなく、
よのなかのどんな問題に対しても同じようです。
ちなみにぼくは今、あの時向いていないと言われた、
パッケージデザインの仕事をしております。
そろそろ先生にも、OKをもらえるでしょうか。。。