Everyday Birthday: 10月 2010

2010年10月31日日曜日

悩みのない生活

中学時代のともだちと、時々集まって話をします。

公立の中学校は、生まれた場所が近いというだけで集まっているから、
その後の生き方というのは大きく変化があって面白い。

稼ぎのいいものや、子育てに奔走するもの、
離婚したものもいるし、離婚したいものもいる。

稼ぎのいいものは、もっと稼ぎたいと悩む。

子育てに苦労するものは、自分の自由が欲しいと悩む。

子どものないものは、子どもが欲しいと悩む。

離婚したものは、結婚したいと悩む。

病でくるしんでいれば、治したいと悩む。

悩みのないものは、他の人を気にかけて悩む。

それぞれが、それぞれの持っていないものを、持っているのに悩む。

どこへいっても、結局人は悩んでしまう。
そうゆうもんです。

誰でも悩みのない生活がしたいですよね。

それなら、目の前の事に感謝しないとね。

それだけ見ていられれば、悩みなんてすぐに消えてしまうだろうに。

2010年10月22日金曜日

ベクトルを合わせよう

仕事でデザインを決める会議をしている時、それぞれの立場や考え方、
好みの違いがあって、意見をまとめるのはとても難しいです。

みんなの意見を聞いていると、大抵どんどんつまらないモノになってゆく。

影響力の大きい人の意見に偏っていく場合も多い。
そうすると、まわりの人にはストレスがたまります。

これは会議の時だけでなく、夫婦間や、よのなかでもよくあること。

休日ボクは映画が見たかったのに、妻はまったく興味を持たずやめました。

子どもの頃の、テレビチャンネル争いみたいなものです。

ケーブルテレビで見られる番組が増えるように、
これからは考え方もどんどん多様化して、
話をまとめるのはより困難になっていくでしょう。

そのために必要なのは、まずベクトルを合わせる。

答えや目的が明確でなくとも、向かう方向を合わせれば、
会話もはずむし、物事は前に進んでゆきます。

その中で、お互い一致する部分を増やしてゆけばいい。

お互いそっぽを向いたままでは、ちっとも前に進めません。

バラバラでいるよりも、力を合わせる方が、得るモノも大きいのです。

我が家では、とりあえず『イヌを飼う』という点では一致しています。

2010年10月20日水曜日

サラダに雑草

イタリアンレストランで食事をした時の事。

前菜に、四ツ葉の野菜がトッピングされていました。

すると店員さんが、「こちらはカタバミという植物です」
とおっしゃいました。

なに?カタバミですと?

それは我が家の庭に生えている雑草じゃないですか!?

確かに、見た目がカワイイので放っておいたら、
すごい勢いで増えて、抜くのに苦労しました。

雑草とは、人がジャマにするから雑草と言われるだけで、
りっぱな植物であり、食物にもなるんですね。

ちなみにカタバミは、小さな黄色い花が咲きます。

花言葉は『輝く心』。

雑草の中にあっても、心の輝きは持っていたいですね。

2010年10月11日月曜日

よのなかのルール

37歳を目前にして、『35歳の教科書』という本を読んでみた。


著者は、リクルート社を退社後、義務教育初の民間人校長を務められ、

「よのなか科」という授業をされた藤原和博さん。


世の中が変わり始めたという話をよく耳にします。


でも、なにがどう変わってきたのか、よくわかりません。

そもそも、世の中なんてつねに変わり続けているのですから。


そこで藤原さんは、本書の冒頭でとても明確なイメージを伝えています。


人生を支配する「ルール」が変わった。

なぜなら「成長社会」から「成熟社会」に入ったからだ。


どう「ルール」が変わったか。

「野球」の時代から、「サッカー」の時代に入ったのだ。


この表現は、すごく解りやすい。


これまでは、自分の順番が回ってきたらバットを振って、

塁に出て前の人を送り、決められた場所を守っていればよかった。


でもこれからは、自分のポジションを守りつつも、

決められた時間の中で、臨機応変に動き回らなくてはいけない。


ボールが来た時には瞬時に反応しないと、すぐに相手に奪われる。

仲間とうまくパスをつなぎながら、ひとつのゴールを目指してゆく。


それが今の社会のフィールドなんですね。


そこで戦うために必要なのは、自分になにができるのか。


本書はそれを見直し、スキルを上げるきっかけを与えてくれる教科書です。