Everyday Birthday: 戦火の馬

2012年3月26日月曜日

戦火の馬

『戦火の馬』という映画を観てきました。
原作はマイケルモーバーゴ。
監督はスティーブンスピルバーグ。

ストーリーは一見シンプルです。

農家の少年にかわいがられていたジョーイという馬が、
不幸にも戦争の道具としてかり出される。

そしていろいろな人の運命に引きずられながらも、
戦火の中をたくましく駆け抜けていく。
生きて少年の元へと帰るために。

戦争を扱ってはいますが、実際は群像劇になっていて、
それがジョーイによって
巧みにひとつの物語へとつなげられています。

見終わってすぐは、
なんとなく良い映画だなという感じでした。

けれど自分がどんな所に感動したのか考えるうちに、
なにかひとつの真理を得たような気持ちになりました。

なぜジョーイは厳しい戦場を生き残ったか。

そこにはジョーイの希望を失わない強い心と、
関わりあった人々の無償の愛があったからです。

自分の大切なモノを守るように、
目の前の傷ついた馬を救いたいという想い。

戦争に翻弄され、哀しくも亡くなっていく人が
たくさんいました。
時には欲に囚われてしまう者もいます。

けれど愛は決して死にません。
なぜなら、それは受け継がれてゆくものだから

ジョーイ自身が愛なんです。

互いの関わりの中で、人と人、敵と味方、
動物と人の心が通いあう瞬間が生まれる。

そんな物語がぼくは一番好きです。

『戦火の馬』、改めていい映画です。

映画『戦火の馬』公式サイト
http://disney-studio.jp/movies/warhorse/

原作本
マイケルモーバーゴ・著
戦火の馬 』

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