Everyday Birthday

2014年9月24日水曜日

曲がり角の先に


4月19日の朝、急に呼吸が苦しくなって緊急入院。
原因は急性の心不全。
翌日の深夜になって容態が急変した。

そこから約一ヶ月半をICU(集中治療室)で過ごし、
7月末にようやく退院。

ICUに入った事も、そこから2週間ほどの記憶もまったくない。
どうやら三途の川の手前まで行き、呼び戻されたようだ。

その間の家族や友人の気持ちは、どれほど苦しかったか。
それを知る事ができたのも、今こうして生きているからだ。

たとえ良くなっても、車いすや呼吸器をつけての生活かと、
嘆いた日もあったけれど、気管切開と右足の麻痺だけで
なんとか歩いて退院できたのは、奇跡的です。

これまでずっと、いつ死んでもいいと覚悟を決めて生きてきた。
けれどもそれは間違いだった事に気づいた。

ぼくがしなければいけないのは、それでも生きていくという覚悟だった。

もしも家族や友人、あるいは同じ心疾患で苦しむ子どもたちに
ポジティブな影響を与えられるなら、
それでも生き抜いてみせることだと思う。

入院中の唯一の楽しみは、朝の連続テレビ小説「花子とアン」だった。
赤毛のアンは物語の中で、こう言った。

「曲がり角を曲がった先に、なにがあるのかはわからないの。
でもきっと一番良いものにちがいないと思うの」

ぼくもまた、何度めかの曲がり角に来たようだ。
みんなに助けられた命に感謝して、歩んでいこう。
自分の生命力を信じて。

2014年2月11日火曜日

おむすびの真ん中にあるもの


「おむすびは母の味だとは、絶対にいわない」

料理研究家の小林カツ代さんが、学校で授業をされる時に心がけていた事だそうです。
NHKの追悼番組の中で、過去のインタビューで語っていました。

お母さんがいない子もいるかも知れないし、もっと辛いのは、居るのに居てくれない。

でも、おむすびは愛情の形であることは間違いない。
だから優しさを伝えるために、おむすびの授業をする。

友達でも好きな人でもいい。誰かのために握る事を伝えたい。
手で握ることで気が入るんですよ。
だからラップでキュッなんてとんでもない。

手塩にかけるというけれど、手に塩をつけて握るのはなぜかとカツ代さんは考えた。

塩ご飯で握るとずっと同じ味で、2個3個と食べると飽きてしまう。
まわりだけ付いていると、塩味が薄くなった時に中からむにゅっと具が出てくる。
だから、おむすびを考えた人ってすごいなぁと思うの。

そうおっしゃっていました。

スミマセン、おむすびラップで握ってました。

そんなボクのような人のために、最後にいいアイデアを授けてくれた。

お椀にご飯をよそって、まんなかにくぼみを作って具を入れる。
それから手に水と塩を塗って握れば、そんなに熱くないでしょ。

さて、中にはなにを込めようかな。


カツ代さんは亡くなっても、レシピは残る。
ご冥福をお祈りします。

2013年10月16日水曜日

No rain,No Rainbow

10年ぶりの激しい台風のあとには、素晴らしい二重の虹がかかっていましたよ。
キレイな弧を描いていました。

くしくも、ぼくの40回目の誕生日の出来事です。
しんどい事も人一倍ですが、生まれてきてよかった。

No rain,No Rainbow

苦難の先に、虹がある。

まるでアナタの人生そのものじゃんと、妻がいいました。

すごいなと思ったのは、これが広範囲で見られていた事でした。
いろんな場所で撮られた虹の写真が、SNSに挙がっています。

これって、ずっと残りますからねー。
なんだか、みんなに祝福されているみたいで、勝手に喜んでおります。

多くの人が、空を見上げて笑顔になれる。

そんな絵本を描くことができたらと、自分自身を鼓舞しています。

まずはそうゆう生き方をしなくちゃね。

すべてに感謝!

2013年9月29日日曜日

フツロー

『FUTURO』というドッグカフェに、愛犬を連れてランチへいきました。
ここのスペアリブがとってもおいしいんです。

骨つき肉がとろっとろに煮込んであって、
お箸で簡単にほぐれてきます。
そして甘辛いニンニク醤油が、骨のずいまで染み込んでいて、
これが十穀米と合うんです。

そんな美味しいカフェ『FUTURO』ですが、
ぼくはてっきり、店主の名前がフツローさんだと思ってました。

すると妻が、『フューチャー』でしょ?といいました。

それじゃあスペル違うじゃんと、小馬鹿にしつつも、
どうにも気になったので調べてみたのです。

すると、スペイン語で『未来』という意味だそうで。。。
あながち間違いじゃなかったのでした。

さらに、ここの看板犬がグレーのシュナウザー。
名前を『ビゴーテ』といいます。

お店に『未来』とつけるくらいですから
さぞかっちょいい意味が込められてるのでしょう。
そう思って調べてみると、こちらもやはりスペイン語でした!







『口ひげ』

見た目か!
おあとがよろしいようで。



2013年8月13日火曜日

きゅうりの浅漬け

毎日暑い日が続きます。


高知では、過去最高の暑さを記録したとか。
このままいくと、10月には50度くらいになるんじゃないかと心配になります。

そんな中、お盆休みに入り、行楽に出かける方もいるでしょう。
ぼくも先日、山梨まで桃狩りに行ってきました。

そのあと、河口湖のかちかち山にロープウェイで上り、富士山を眺めようと試みました。

この日の山梨も、35度を超える猛暑日。
山に登ったところで、太陽が近くなって、より暑い。

一息つこうと売店をのぞくと、一本刺しのきゅうりの浅漬けが売っていました。
さっそく買ってかぶりつきながら、ふと思ったのです。

きゅうりにはカリウムが多く利尿効果があり、とり過ぎた水分を出してくれます。
それに浅漬けならば、いい塩梅に塩が利いているので、汗で流れたミネラルも補給できます。
暑い夏に、なんと理にかなった食べ物でしょうか。

これぞまさしく救汗バーだ!

だから昔から行楽地には、きゅうりの浅漬けが売ってるんですね、きっと。

先人の知恵に感心しながら、世界遺産となった富士山を眺める。
なんとも風情がありますなぁ。

けれど、富士はかすんでほとんど見えず。

昔も今も、山はずっとそこにある。
変わりゆくのは、春秋なり。