Everyday Birthday: らーめんちゃん

2011年6月28日火曜日

らーめんちゃん

TBSの『情熱大陸』に、絵本作家の長谷川善史さん
出演されていました。

ほのぼのとした作風と同じような、
ユーモラスな人柄がにじみでていて、
とっても微笑ましく映っていました。

けれど、撮影時はちょうど震災が起こり、
心穏やかではいられなかった様子も映し出されていました。
ゆかりの深い石巻の小学校とも連絡がつかないまま。
原発の対応にも、いらだちを隠せない様子です。

「こんな時に、なにやってるんですかね、あのひとたちは…」

日本中の誰もが感じている怒りだと思います。

ようやく宮城の小学校と連絡が取れ、
さっそく向かう準備をします。
石巻では、津波で流され一冊だけ残った絵本にサインをもらい、
ぎゅっと抱きしめる少年に会います。

その少年の笑顔に、ぐっと心を打たれました。

長谷川さんは、みんなにプレゼントを用意してきました。
被災した子供たちのために絵本を描こう。
その熱い思いで生まれた、この世に一冊の絵本。

『らーめんちゃん』

ららら、らーめんちゃんは、
泣いてるこどもをみつけていいました。
「なんとかなるとー」

こどもたちは大ウケ。
そうやって、次々にこどもたちを元気にしていきます。
これからの日本を担うこどもたちへのメッセージ。
「こどもたち GO!」

「こんな時に絵本なんて、なんの役にも立てへん
着るもんや食べるもんがいるでしょう」

長谷川さんはそうおっしゃいましたが、
どうやら少し違ったようです。

絵本は、笑ったり、泣いたり、
おもいやったり、夢みたりするチカラを養うもの。
改めてそう感じます。

想いをさっと作品にできるのは、
やっぱりプロだなぁと感銘を受けました。
自分も勇気づける絵本を描こうとしていますが、
さっぱりできず。
ほんと情けなくなります。

あんまり意味とか考えないで、
自由に描くのが良いかもしれません。
ユーモアのセンス、ないんですよねぇボク。

はやく人に求められる絵本作家になろうと、
決意を新たにした夜でした。

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