Everyday Birthday

2018年5月18日金曜日

アニマルコミュニケーションって?


うちのわんこ、どんな気持ちでいるのか知りたいと思う人も多いでしょう。
そんなオーナーさんに変わって、わんこからのメッセージを伝えてくれるという人たちがいます。
なんでもそれは、亡くなったペットでも可能だそうで。

うちの愛犬ジョイエを亡くして約一年ほどが経った頃、妻がいいました。
「ジョイエがどんな気持ちでこの世を去ったのか知りたい。どうしても心残りがある」

正直な所、私はあまり気乗りがしませんでしたが、それで気持ちが楽になるならと、コミュニケーターの方に会いに行きました。

お会いしてジョイエの名前と歳、家での環境などを訊くと、しばらく写真に手をかざしていいました。
「なんだか、この子ピーターパンみたいな感じがするのだけれど」

それまで半信半疑だった私も、思わずはっとしてしまいました。
まるで導かれる様にふらりとうちにやってきて、無邪気な笑顔でベットやドッグランを飛び回る姿は、まさしくピーターパンのようだった!

それから亡くなる時の心境も伝えてくれました。
「ボクそろそろ行ってもいいかな。天国にいってやらなくちゃいけない役目があるんだ」
なんでも、今は亡くなった動物たちを天国まで連れて行くチームのリーダーで大忙しなんだそうです。
それもエレクトリカルパレードのように!

想像すると、なんだかとっても楽しそう。

まるで考えもしなかった話ですが、訊けてよかった。
いつかパレードを見てみたいと願う、親バカな父なのでした。

2017年1月1日日曜日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

Sei@Wonderlandというサイトで絵本を公開しはじめて
作家の卵となったまま、まもなく20年になります。

そろそろ殻を破って一歩前に踏み出し、
ひよっこぐらいにはなりたいものです。

いろんなアイデアの卵を生み出せるよう、
いっそう創作に励みたいと思いますので、
本年もお引き立てのほど、
どうぞよろしくお願いいたします。

2016年10月7日金曜日

笑ってコラえて

日本テレビ「笑ってコラえて!」のコーナーで、
7年後の成長を追う企画があり、
臨床工学士になったという青年が出演されていました。

彼は生まれつきの心臓病(大血管転位)で、
これまで3度の手術を受ける中で、自分の手術を支えた
人工心肺装置を扱う臨床臨床工学技士になったそうです。

そうか、頑張ってんなぁと感心しながらも、
自分も同じような手術を4度も受けたんだと改めて驚く。

彼は30代、自分は40越え。みんな同じような道を辿るのだと、
戦友のような気持ちで見ていました。

8月のパラリンピックの試合を見たり、選手の話を聞いた時も、
みんな戦ってんだなと感じました。

その姿は本当に格好良かった。

その時だけ、おもむろにジムに通う私。

それぞれ障害や生き方も全然違っていて、どっちが辛いか大変かなんて
比べても何の意味もないなと思う。
障害なくても苦しんでいる人たくさんいるし。

たとえ障害を持って生まれたとしても、みんな工夫して生きてゆける。
障害なんてのは、むしろ社会の方にあるんじゃなかろうか。

青年のご両親がおっしゃいました。
最初に手術を受けて、もう治ったのだと自分に思い込ませていたと。
そのお気持ち、よくわかります。

自分も3度目の手術で完治したと思ってましたが、
4度目の手術を受ける事になって、
結局一生付き合っていかなくちゃいけないんだと悟りました。

けれど、いつまでもそれに捕われていてはいけない。
大切なのは、気持ちの持ちようなのだ。

今ここ、この時、この一生。


まさに「笑ってコラえて」だよ、人生は!

2016年9月12日月曜日

青菜

春風亭一ノ輔師匠が落語の独演会で、『青菜』を演られた。

植木屋が家主に酒や肴をごちそうになり、
家主と奥方が言葉遊びをしてみせる。

うちへ帰ってかみさんと、
友だち相手にそのくだりを真似しようとするが、
しっちゃかめっちゃかになるという笑い話。

じつはこの演目、一ヶ月前に別の寄席で見ていた。

その時は笑福亭たまさんがコテコテの関西ノリで演じ、
古典をそんなにめちゃくちゃにするかってくらいで
大爆笑をさらった。

それがまた、トリの一ノ輔師匠の前席で、
その日の寄席は一ノ輔人気もあって大入りだった。

だからなのか、たまさんはマクラで
「自分が得意な新作演った後に古典聞いて、
やっぱり古典はいいなと思われるとシャクなんで」と、
始めたのだ。

それがあっての今回の一ノ輔師匠の『青菜』。

模範のような一ノ輔師匠と、笑いにどん欲なたまさん。
記憶が鮮明な中の対照だけに、
ひと味もふた味も違う『青菜』を堪能できた。

私的には、クセになりそうなたまさんの『青菜』を、
もう一度味わってみたい。

いやあ、落語って面白いです。

2016年7月28日木曜日

新訳アリとキリギリス

暑い夏のさなか、アリたちは汗水たらしながら、せっせと働いておりました。

「やあ、アリさん。お暑い中、大変ですね」
「そうゆうキリギリスさんも、少しは働いたらどうですか」

「そうですねぇ。でも私にはやりたい事がありましてね」
「やりたいことって、あれでしょ?なんかギーギーうるさいヤツ」

「ええ、バイオリンっていうんですけど」
「バイオ?あれでなんかキレイになるんですか?」
「いやいや、洗剤じゃないんですから」
「じゃあ、なんの役に立つんです?」
「そういわれると、こまっちゃうんですがね」
「働きもせず遊んでばかりで、いい気なもんだ。あとで苦労しますよ」

アリの言葉に肩身の狭い想いを感じながら、
キリギリスは夏の間、ずっとバイオリンの練習をしておりました。

やがて冬になり、寒くて凍えそうな日が続きます。
アリたちは家にこもり、たくわえた食料を食べて暮らしていました。

そこへ、だれかが訪ねてきました。
トン トン トン トン
「すいません」

「だれだい、こんな雪の中にくるのは」
「どうも、アリさん。キリギリスです」
「おや、キリギリスさん。どうかしたんですか」
「ええ。ちょっと聞いてもらいたいことがございまして」
「まあ、ちょうどたいくつしてた所なんだ。どうぞお入り」
「ありがとうございます」

「それで、なにか面白い話でもあるのかい?」
「面白いかどうかわかりませんが、じつは一曲演奏させてもらいたいと思いまして」
「え!?あのギーギーを?ここでやろうっていうんですか?なんの冗談?」
「いえいえ、冗談じゃないんです。
 ずっと練習を重ねてきましたんで、少しはマシになってると思うんですよ」

「それじゃあ、たいくつしのぎに聞かせてもらおうじゃないか」
「ありがとうございます」

さっそくキリギリスさん、バイオリンを肩にのせると、
からだをゆらしながら、ヴィバルディの『四季』を奏でました。

「いやー、たいしたもんだ。いいこころもちになったよ」
「ありがとうございます。代わりといってはなんですが、食事をごちそうになってもよろしいですか」
「どうぞ、どうぞ。食べてって」
「ありがとうございます。しばらくなにも食べてなかったもので」
「そうだ!今度ともだちの結婚式があるんだが、また演奏してもらおうかな」
「よろこんで、演奏させていただきます」

さあ、この話がアリからアリへと連なって、目の回るような忙しさ。

「キリギリスさん、近頃方々飛び回っているそうじゃないか」
「ええ、おかげさまで。もう、キリギリ(きりきり)舞いです」