Everyday Birthday: 消えゆくモノたち

2010年8月11日水曜日

消えゆくモノたち

『タイムマシン』という映画の中で、こんなシーンがありました。


近未来の図書館には、紙媒体の本はなく、ホログラフィで映し出された館員が、

目的の本のデータを探し出して解説してくれるというもの。


3Dの技術や電子書籍の普及で、このシーンも現実味をおびてきました。


写真や音楽は、あっという間にデータ化してゆきました。

紙の本も、そのうちすごく希少なものになっていく気がします。


モノの情報はどんどんデータ化し蓄積されて、人はそこから必要な情報を取り出す。


形のあるものはやがて消えるけれど、情報は消さない限り残ってゆきます。

まさに、過去は過ぎて記憶だけが残るのと同じ。


現代に孔子や龍馬がいなくても、未だにその影響を受ける人々がいるのは、

肉体はなくとも、人の心に生きているという事。


大切なのは、感じる気持ちだと思います。

どんな情報も、立場や受けとめ方で変わってしまいます。


物事をありのままに受け止めるのは、とても難しい。


そして、いくらデータが残っていても、それを忘れてしまうのが人間です。

良くも悪くも。

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