Everyday Birthday: ファンサービス

2013年4月20日土曜日

ファンサービス


自分はつくづくつまらないオトコだと思った。

定期検診のため病院に行き、名前を呼ばれたので病室に向かった。
すると、待合室の方から呼びかけられるような声が聞こえた。

気のせいだと思ったのだけど、診察を終えて病室を出ると、
女の子を抱えたお母さんが声をかけてきた。

「覚えてませんか?」

あー、覚えてないですねぇ」

「この子に絵本を頂いたんですよ」

そう言われて、思い出した事がある。
以前入院していた時に、同じく入院していた女の子に絵本をあげたのだ。
もっと言えば、初めてサインをしたのもこの時だった。

「そうだ、あの時の!覚えてますよ!」

なんでそんな気の利いた言葉が出てこなかったんだ。

せっかく好意をもって声をかけてくれたのに、
あまりにそっけなさすぎ。

こいつは大失態。

「元気になってよかったねー!」
そんな明るい言葉もかけられなかった。

普通ファンでも、覚えてないなんて言われたら
キライになっちゃいますよね。

なんなら絵本も捨てちゃいますよ。

結局たいした会話もできず、その場を離れてしまった。
もっとウィットに飛んだ話ができたらよかったのに。

自分はこういう子を歓ばすために絵本を描いているんじゃないのか?

いまさら反省しても遅いです。。。

哀しい思いさせてしまって、ごめんなさい。

でも元気な姿が見られてホントに良かった。

2 件のコメント:

  1. わかるな〜。僕もそうだけど、
    デザインやってる人って口下手おおいよね。
    だからか絵で表現する。
    また、その思いを絵にしてあげてください。
    悲しい思いも絵で返せたらいいね。

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  2. スズキさん、フォローありがとうw

    どうも巧い事人と話ができないんだよね。
    リアクションも薄いし。

    せめて、あの絵本にも価値がでるくらいにがんばらなきゃ。

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