Everyday Birthday: 持ってるヒト

2012年9月24日月曜日

持ってるヒト


オリンピックはムシキングだと表現した人がいました。

オリンピック選手たちが、ある種目に特化したトレーニングを重ね、
進化を競い合っている様子を、虫同士が戦うゲームに見立てたのです。

虫は生き抜くために、行動に特化した独特の姿をしています。
角があったり、はさみがあったり、糸をだしたり。
動物よりもミニマムな分、特徴にエッジがきいています。

陸上選手の為末大さんは、ツイッターで
パラリンピックの方が面白いとつぶやいていました。

パラリンピックは障害を抱えた人たちが競い合って、
それを補うための装具やルールを作っています。
その進化の方がめざましいからだと思います。

ロンドンオリンピックでは、片足を失った選手が義足をつけ、
パラリンピックではなくオリンピックで戦いました。

ここまでくると、どこまでが補助具か装具かわかりませんね。

今後は一般の人よりも、障害を持った人の方が
力が上回るというのもありうる話です。

そうなった時、むしろ障害のない人の方が
ハンデを背負う事になるんでしょうか。

もはや障害者は、不便だけど不自由ではない。
むしろ可能性を「持ってるヒト」なのだ。

ぼくも生まれつき、心臓に障害を持っています。

将来、人の心臓よりも高度な人工心臓ができたとします。

それを付けたぼくは身体能力があがり、
人造人間SEIとかになって、
悪と戦うヒーローになれたりするんでしょうかね。

0 件のコメント:

コメントを投稿