Everyday Birthday: よのなかのルール

2010年10月11日月曜日

よのなかのルール

37歳を目前にして、『35歳の教科書』という本を読んでみた。


著者は、リクルート社を退社後、義務教育初の民間人校長を務められ、

「よのなか科」という授業をされた藤原和博さん。


世の中が変わり始めたという話をよく耳にします。


でも、なにがどう変わってきたのか、よくわかりません。

そもそも、世の中なんてつねに変わり続けているのですから。


そこで藤原さんは、本書の冒頭でとても明確なイメージを伝えています。


人生を支配する「ルール」が変わった。

なぜなら「成長社会」から「成熟社会」に入ったからだ。


どう「ルール」が変わったか。

「野球」の時代から、「サッカー」の時代に入ったのだ。


この表現は、すごく解りやすい。


これまでは、自分の順番が回ってきたらバットを振って、

塁に出て前の人を送り、決められた場所を守っていればよかった。


でもこれからは、自分のポジションを守りつつも、

決められた時間の中で、臨機応変に動き回らなくてはいけない。


ボールが来た時には瞬時に反応しないと、すぐに相手に奪われる。

仲間とうまくパスをつなぎながら、ひとつのゴールを目指してゆく。


それが今の社会のフィールドなんですね。


そこで戦うために必要なのは、自分になにができるのか。


本書はそれを見直し、スキルを上げるきっかけを与えてくれる教科書です。

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